2006年07月28日
タイヨウのうたを観た
とあるツテで話題の映画→「タイヨウのうた」←を鑑賞する機会を得た。難病を抱えながらも前向きに生きようとする歌の好きな少女「雨音 薫」、その少女の憧れるサーフィン好きの彼「藤代孝治」、女友達、少女の父と母…その全員が前にでしゃばるコトのない抑えめな演技、SEも殆どなく、周囲にあるのは日常の音だけ。波の音と少年の乗るバイクの音。全編静かな映画という印象。だからこそ主人公の彼女の歌声が流れる時だけ、ひときわ作品の中で「音」を意識させてくれる。エモーショナルではあるが、けしてボリューミーではない主人公薫(YUI)の声を引き立たせるストレートな演出。物語の登場人物たちの発する言葉(セリフ)を聞き取ろうとひっそりと耳を潜め前のめりの臨戦態勢(笑)でいる状態に、YUIの「うた」が降りてくると何故かほっとするような安堵感が感じられる。
難病モノですし、結果的に主人公は亡くなってしまいます。それは予想は出来ていてもとても哀しい結末です。でもね、ちっとも悲しくない気がしたよ。それはね、主人公の女の子がとってもとっても周囲の人達に優しく愛されているのが見えたから。押しつけがましくもなく、かといって引き気味というほどの距離感でもなく、絶妙の加減で父も母もとても少女を愛して大事に育てて見守ってる姿が美しかったし、女友達もまた常に気にかけて大切な存在として傍らで支えになってて素敵だったし、最初ただのお気楽バカちん小僧かと思ってた少年(彼氏)がまた本当に素直に優しくてイイ奴で物凄くイイカンジだったし。こぉ〜んなに大勢の人に心から大事にされてた子ですから、そりゃ病気で早死しちゃうのは不運では有るけど、人生として最高にラッキーだったんじゃないだろうかと、羨ましいとさえ思ったよ私(笑)。あんな父母、友人、彼氏がいたらもう文字通り「いつ死んでもイイよ」とあの境遇でなら間違いなく思っただろうと。ただそう思えるのは私が今の年齢だからだと思う(笑)。主人公と同じ16才だったら「もっと生きたい」と願わなきゃ嘘だ。
実に爽やかで甘酸っぱく、いい映画だったなぁと、見終わって素直に思えました。海に行きたいなぁ、お日さまたくさん浴びたいなぁって生き物として健全な欲求が沸いてくる点もグー(笑)。出演してた役者さんも全員好感度大幅アーップ!(笑)特に彼氏「藤代孝治」役の塚本高史くん(この映画見るまで、顔と名前は知ってたけど、どんな役柄でご活躍の人だか存じませんでした)が抜群な存在感だったので今後が楽しみです。あれだね、タイプは違うけれどオダギリジョーくんのように、ドラマより映画のスクリーンの中の方が生きるタイプかもしれないと感じました。今後更にいい作品に巡り合えるようにご活躍をお祈りいたします。
で、ここから先は余談。→今TVで放映中の「タイヨウのうた」←の方のプチ感想↓
[wrote by けろすけ at 12:10]
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