2009年07月07日
劔岳 点の記
週末に観てきました→「劔岳 点の記」←。まず何故にこの映画を観たかったかと言うと単純に「山が好き」だからってのもあるが、「八甲田山」を撮った名カメラマンと言われる木村大作氏が初メガホンを取った作品だと言う期待感もありました。なにせ「八甲田山」って素晴らしい作品ですからね。あと宣伝でチラっと流れてた「雪崩シーン」とか「雲海」がCGではなく全部実写だと言うので「そりゃスゲェや!気合い入ってるじゃん!なら映画館の大きなスクリーンで観なきゃ!」と思ったんですね。「公開2日間で興収3億円をマーク」ってことだったんで、あんまり混んでるとイヤだなと朝一番の回を観るため早起きしたくらい楽しみにしてたんですが……。
「映画」はつくづく「総合芸術」なんだよなと思い知らされました。やっぱり脚本は脚本家、演出は演出家、絵を撮るのはカメラマンが、それぞれがうまいこと混ざり合った結果が素晴らしくなければ「人を魅せる・人に見せる作品」にならないんだろうなと思った。現地まで行って撮ったという事実はスゴイと思う。日本一険しい山に実際に生身の俳優を登らせてCG一切無しでやった努力は認められる。が、それ以上でもそれ以下でもない「お仕事」でしたね。映画であるからには「人を楽しませてナンボ」だと思うのに、この作品からは「客を楽しませよう」という気持ちは微塵も伝わってこなかった。これは単なる記録映画か、富山県の宣伝映画か?物語としては平坦すぎて退屈だし、ドキュメントにしては分かりにくい。「俺は撮りたいように撮った。観るお前らは勝手に感じてろ」と上から言われているような気分になり不愉快でした。肝心の「絵」だって実際に山にちょっと登れば見れるような景色ばかりで、特に目新しいとか感動するようなモンじゃなかったのが腹立たしい。映画でしか見れない、実写でしか撮れない「絵」を期待してたのにコレにはガッカリでした。感動出来ない本物ならば、感動出来るニセモノの方がイイ。だって映画なんだもん。
[wrote by けろすけ at 14:55]
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週末に観てきました