ストーリーの軸は「スパルタ王の元に大帝国ペルシアの使者が訪れスパルタに服従を要求する→スパルタの王はこれを「な〜に言っちゃってんの。オレらスパルタは誰にも屈しないよ、ふざけんな」とその使者を殺害→当然ペルシアの王様ブチ切れてスパルタに派兵→妖しい呪いかなんかのお告げで「今は戦っちゃイカン」とか言われるのを制止して僅か300名の戦う気満々の軍勢で相手側100万のペルシア軍に立ち向かいに行く」といった単純さ。歴史とかキャラとか設定とか…史実からかけ離れたぶっ飛び映画なんですが、とにかく「見せ方」がイイ。すごく素直に「あぁ、映画だもんな。目で見るってことが目的であり最重要なんだもん、目が楽しめればそれでイイんじゃないの?」って思えちゃったくらい、見せ場が継続してて文字通り目が離せないんですね、展開的にとても上手にまとめたと思います。
戦闘シーンで敵を殺す殺す殺す……もう半端なくぶっ殺し続けるシーンがずーっと続く…と文字で書いたら絶対観たくないでしょ?ところがあんまりにも見事な殺しップリなので、妙に清々しいというか何というか、気持ち良くなってきてしまうんですね(笑)。実写映画の中でスローを用いた戦闘シーンってのはウソ臭くなってしまいがちなので個人的には受け付けないんですが、この映画に限っては効果的でした。全体的にフォトショでガンマ補正かけたようなハイコントラストの色味が、アニメを見てる感覚に近いんですね。相当エグイ絵もあるし、血もあるし、普通ならあんまり歓迎したくないシーンが果てしなく続くんですが、何故かイヤじゃないのはこのアニメを見てるような感覚のせいかも。
「映像美」って言葉が当てはまるかどうかは分からないけど、私はこの映画は美しいなぁと思いました。如何にも洋画。邦画では出せないハイクラス感は、遠い昔の「十戒」とかあの辺の大作とダブりますし、わかりやすい敵の描き方とか、筋肉マッチョな王様や無意味にゴージャスな神輿とか近くに侍ってるおねーちゃんのオッパイとかいろいろとにかくトゥーマッチな雰囲気(笑)は「北斗の拳」の世界ともダブリまくる、私の好きな要素テンコ盛りの映画なのでした。
まぁ、ぶっちゃけ主役のスパルタの王やスパルタ軍300名よりも私は→ペルシアの王「クセルクセス」が死ぬほど気に入った←んですけど。何でかハゲなのにカッコイイ。イケメンオーラばりばりのハゲ・クセルクセス見たさでDVD買っちゃうかもなコレ(笑)。
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