前回からナカジ(瑛太)とリンダ(玉鉄)のBL風味がチョイ強まってたのはイイんですが、今回丸ごと1話そんな風になってるじゃあないですか。というか、前回くらいからリンダの映るところだけ異常に絵がキレイじゃありませんでした?ふわっとソフトフォーカス掛かってて妙に美しく見せてません?光とかも計算してるし、カメラのフレーミングも漫画のコマ的に大胆に切り取って見せてたり、とても演出が凝ってるんだよね。明らかに他のキャストとは力の入れ方が違う。勿論こんなことが偶然に起きるワケはないから、意図してそんな「絵作り」をしてるんだろうが、あんまりにもその差が今回はハッキリ見えたんですよ。それだけならまだこんなに騒がないんだけど、何て言うのかなぁ……ニオイがね、今風の「BL」っていうんじゃなくて、懐かしの耽美な「JUNE」のニオイを久しぶりに嗅いだ気がして、思わず胸の辺りがザワッとしたんだ。
「JUNE」って何?って問われたらちょっと言葉で説明し難くてツライんですが、なんだろう……例えば最近のBLだとさ、男×男であってもそんなに後ろめたさが無くて、ワリと簡単にチン◯握ったり握られたりしちゃう開き直った展開が多いと思うんですが(ごめん、ここまで書いておいてやっぱウマク説明できる気がしない(笑))、「JUNE」の世界ってのは、同じ空間で同じ空気を吸うことすら背徳っていうか、遠くから見つめる事すら赦してくださいって感じの、同性を愛するなんてことは「何一つ報われない」のがデフォだったんだよね。昨晩のこのドラマには、そんなJUNEなニオイがプンプンしてたんだよ。なんか懐かしい感覚だった。久しぶりにあんな絵を見た気がしたんだ。男×男でも生臭くない一枚の絵を見た気が。私は断じて玉鉄ファンではないが、昨晩の玉鉄のラブリーさと美しさには感心した。もう昨晩のアレが玉鉄の代表作でイイとさえ思った(笑)。
このドラマの登場人物には誰一人感情移入出来る人がいないなとスタート時には思ってたけど、ときに人間には望んでも、願っても、どんなに対価を払っても手に入れられないモノがあるんだってことを、リンダの体現する「絶望感」に改めて教えられた気がして、そういう意味では「リンダ」には気持ちを重ねられる気がした。まぁもう私は百戦錬磨で絶望のその向こうに到達して(笑)、今は幸せだけどさ。リンダはドラマの中の人だからそうはいかないんだよねやっぱり。
来週ハルが「何で言ってくれなかったの?そしたら少しは力になれたのに」的な薄っぺらな言葉とか吐きながら泣くんだろうなぁと思うと憂鬱になるよね皆さん(笑)。
≪ ・・・・続きをたたむ