わらいばなし(笑い話)
谷川俊太郎の『33の質問』という本がある。そこにはタイトル通り33の質問が用意されていて、読者がそれに答えることで読者自身の中の「何か」がinspireされる仕掛けになっている(興味のある方は是非読んでみて欲しい。さまざまな人にその質問に答えてもらい、著者がその相手と対談するという内容だったと思う。その33の質問の中の「好きな笑い話をひとつ、披露して下さいませんか?」に対する答え(誰の答えだったか、あるいは著者本人の答えだったか)の一つが妙に印象深かったので紹介したい。
ジャングルの一本道を歩いていると一匹の象が両足を前に投げ出してこちら向きに座っている。不思議に思ったので訊いてみた。
「象さんこんにちは、ここで何をしているの?」
象は静かにこう答えた。
「この道をもう少し先に進むと分かるよ」
そこで一本道をさらに先へと進むと、またしても象が座っている。さっきの象と同じ姿勢だが、今度はこちらに背を向けている。
「象さんこんにちは、ついさっきも君と同じような象さんがいたけど、一体君たちは何をしているの?」
象は静かに答えた。
「僕たちブックエンドごっこをしてるんだ」
- by Shirokuman
- 12/16/2001
- ・新明解シロクマ辞典・






























