だいあー すとれいつ(Dire Straits)

1977年に結成されたイギリスのロックバンド。1978年に発表された「Sultans of Swing(邦題:悲しきサルタン)」は日本でもヒットした。1985年にリリースされた「Brothers in Arms」は世界中で「天文学的売上」を記録...ってWEBに書いてあったけど、そうだっけか(笑)。いつも私の中心にいるバンドである。
例えば、例えばである。タバコを一本取り出して唇にはさみ、マッチで火をつけて深く息を吸い、吐き、マッチを金属の灰皿に捨てる。この一連の動作の「音」を想像して欲しい。「シュッ」とマッチを擦り、「シュポアー」と勢い良くマッチが燃える。「ム」とタバコを吸うと「メリメリ」とタバコに火が回る。「パ」と唇の脇を緩め空気を入れて、無音で空気を吸い込み「フー」っと吐く。消したマッチを「チロン」と灰皿に捨てる。
何が言いたいのかと(笑)。
彼らの音楽の魅力は、そういった空気感にあると思うのである。ヴォーカリストの吐息が、ギターのピッキングの音が、シンバルの重なる瞬間の音が、他のバンドよりも生々しく伝わってくる。奏でられる音ではなく、その音と音の間にある「空気」の響きが美しい。「詩は行間を読め」と言われているが、音楽もまた同様である。