じゃくにくきょうしょく(弱肉強食)

世の中の基本的な原則の中で、最も真理に近いもの。
第88回全国高校野球選手権大会はドラマチックなエンディングであった。何年経っても「ああ、あの試合」と、人々の記憶に残ることだろう。その素晴らしさやハンカチのエピソードはここでは書かない。紹介するのは今大会の東北地方予選での出来事である。ニュースの記事を引用する。
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問題の行為は7回表、雨が降り続く中であった。高校野球では、7回が終了すれば雨天でコールドが成立し、そこまでの得点の多いチームが勝者になる場面だった。12—1でリードしていた●●高校の▲▲監督が、1死二塁の攻撃で、打者を呼んで空振りを指示した。打者は三振し、走者も無気力走塁でわざとアウトになった。試合はそのまま7回裏で●●高校が12—1のコールド勝ち。
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当然ニュース内では「正々堂々という高校野球の理念に反する行為」として非難されていたんだけど、どうかな。
私はこの行為が悪い事だとは少しも思わない。「正々堂々」を教えるのも、「弱肉強食」を教えるのも、どちらも教育。残念なのはこの行為を監督が指示してしまったという事。選手には監督の指示に従う他に選択肢が無い。もし選手が自主的に考えてコールド勝ちを狙ったのであれば、何ら非難されるべき点は見当たらない。「勝てばいい」、「負けても正しく」、どちらを選択するかは個人の自由である。彼ら高校生は近い将来、社会の中で必ずこの「選択」の場面に出会うことになるのだから。