ぜったいかれし(絶対彼氏)
様々な部分が調和して、美しい全体が出来上がる様子。
(反意語:薔薇のない花屋)
いいドラマでした。特に最終話は、最近のドラマの中では極めて秀逸な出来栄えだと思います。原作やキャストも優れていたのでしょうが、何と言っても脚本・演出によるテンポの良さが光りました。
原作を知らなくても、ドラマが最終回に近づくにつれて誰もが「ああ、きっとこういう終わり方をするんだろうな」と読めたはず。その予想通りに物語は進行し、終わり、そしておそらく誰もが、思っていたより心を揺さぶられたのではないでしょうか。
天城ナイト(速水もこみち)が死んでしまう「その時」に近づいていく加速感。それまでゆったりと流れていた川が、滝に向かって急流になっていくような緊迫感。その流れの中で強くなっていく梨衣子とナイトの絆、希薄になっていく創志の存在、それぞれの思い、みんなの笑顔、祝福、願い...そして「その時」。
もっと描いておきたい風景や、掘り下げておきたい人間関係もあったんだと思います。でも、それを省いた。省いたことでこの最終話は見事な交響曲として成り立ったと思います。
Bravo!
- by Shirokuman
- 07/03/2008
- ・新明解シロクマ辞典・
